かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」の元パーソナリティー杉野朋子です。
家事も育児も苦手で、どうも上手くいかない
そんな私の悩みをプロに解決方法を聞いていく番組でした。
8月下旬から夫の転勤でスイス在住です。
番組を通じてプロから教えてもらったことをむねに、
スイスでまた新たなママ像を模索してきます。
(ポルチーニ茸の前菜 フランス料理食べました。)
Vendredi (金曜日)
四国へお遍路へいきMonsieurと
フランス語、日本語を教え合うレッスン日。
Mosieurのパートナーは、
私の火曜日「フランス語・サロン」の主宰者で、
今週はフルーツと野菜の言い方、マルシェの買い物方法を
レッスンしました。
Monsieruとカフェへ移動中に、スーパーの果物売場を
通りかかりました。
ムッシュ 「トモコ!
Quest-ce-que-cest ? (あれは何?)」
私 「La pomme(リンゴ) Le raisin(ブドウ)
La poire(洋ナシ)」
ムッシュ 「Non Non Non La poire (洋ナシ)」
発音が難しくって、英語にも日本語にも存在していない音を
出しますよね、フランス語。
(メイン料理、私は野兎の煮込みにしました 血の味がたっぷり。)
私 「マンダリンは食べたことがないです(英語)」
ムッシュ 「これがマンダリンだよ(フランス語)
日本語では、どんな言い方をするの?」
私 「これはマンダリンです(日本語)」
ムッシュ 「こ~れは、マンダ~リンです~。」
私 「No Non日本語の発音はほぼ平板です。
フランス語は歌っているみたいですよね?(フランス語)」
ムッシュ 「そう!フランス語は歌っているって言われるね
(フランス語)」
ムッシュ 「僕はたぶんセブンイレブンによく行くから
店員さんとのやりとりを教えてよ。」
私 「はい。『こんにちは』より、『すみません、これお願いします』
と言いますね。(英語)」
ムッシュ 「こんにちは?はダメなのかい?(フランス語)」
私 「いいえ、でも一般的ではないです。(英語)
『元気?』とも聞かないですね。
日本人は知らない人に、元気?と聞かないですね
(フランス語)」
ムッシュ 「えーそうなのかい。。。(ちょっと寂しそう)」
私 「でも、あなたが「Bonjour」って挨拶してくれたら、
日本人はとても喜ぶと思うよ。
フランス語は日本ではとても珍しい。
私の夫は「フランス語かっこいい」と言ってるわ(英語)」
ムッシュ 「おお!そうなの?
フランス語の歌は?歌手は?日本人は知ってる?」
私 「いいえ。ほとんど知らないと思うわ。
あまりフランスの文化は入ってきてないかもしれません。
だから、珍しくって「Bonjour」は「かっこいい」ってなる
と思うわ。」
店員さんとのやりとりも、日本とフランス文化ではだいぶ違うと
よくわかります。
うちの息子はスーパーに行くと、
息子 「こっちは店員さん優先だから、全部自分たちで買いたい
ものをレジに並べて、袋にいれて、忙しいんだな。」
私 「そうね。目を見て挨拶して元気?なんて日本じゃないしね」
『お客様は神様です』精神がなく、
『自由・平等・友愛(博愛)』のフランス文化が色濃いジュネーヴ。
店員さんは今、その仕事をしているだけの人で、
お客さんが偉いわけでもなんでもない。そんな感じです。
ムッシュは見えない日本のルールに戸惑うかもしれない。
寂しいと思うかもしれない、
困るかもしれないと感じました。
私 「あの、私、あなたが日本で使うシーンをノートに書いてくるわ
『セブンイレブン』『お寺』『レストラン』『温泉』
来週はそれを見ながら、レッスンしましょう。」
ムッシュ 「トモコは子どもがいて忙しくないのか?
毎日、お昼を食べに学校から帰ってくるだろ。
その後も、ずっと子どもの面倒だろ?」
私 「大丈夫よ!私もそれを作っていると勉強になるから!」
ムッシュは2カ月半、一人で日本をまわります。
四国のお遍路を終えたら、京都、大阪を見て、ジュネーヴへ
帰ってくるそう。
初めて日本に行くそうだから、好きになって帰ってきてほしいな。
子育て発展途上中の私の気づきを、
高祖常子さんが、
日経スタイル電子版で記事にしてくれました。
『育児情報誌「miku」編集長』
『叩かない子育て』
高祖常子さん
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