かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」の元パーソナリティー杉野朋子です。
家事も育児も苦手で、どうも上手くいかない
そんな私の悩みをプロに解決方法を聞いていく番組でした。
8月下旬から夫の転勤でスイス在住です。
番組を通じてプロから教えてもらったことをむねに、
スイスでまた新たなママ像を模索してきます。
(「僕もやる!」スイスへきてから『あとおい』が激しい息子(笑))
Vedredi (金曜日)
学校で娘の担任との個人面談がありました。
私と先生と通訳さんが同席してくれました。
私の様に、フランス語が話せない人の為に、
ジュネーヴでは「赤十字」が資格を持ったボランティアの通訳を
派遣してくれます。
学校や病院で困った時に、その施設の関係者が要請するそうです。(私からはお願いできないのです)
通訳の女性は大学生ぐらいの年齢で、
とてもキレイな日本語を話してました。
私 「ハーフさんですか?」
女性 「はい、そうです。小学校の時に日本の学校へ体験留学し
ました。」
個人面談で担任の先生から
「〇オ(娘の名前)はどうして?」と聞かれたことがあります。
これはスイスへきて
3つ目の「ん?」です。(あれ今までの私の考えは違っていたの?)
という気づきの「ん?」です。
1回目はこちら
https://ameblo.jp/mama-program/entry-12409238961.html
2回目
https://ameblo.jp/mama-program/entry-12411977187.html
(船便が届く前に日本のママ友から手作りのアルバムが届きました。「シェーン5」の思い出(笑)、すごい力作!)
担任の先生の「どうして?」は
娘の授業態度でした。
先生 「彼女は授業に積極的に参加しないタイプなの?」
私 「いいえ、発言も多いし、自分の意見も持っている子です。」
先生 「彼女はいつも黙っているけど、
授業にもっと参加してほしい。」
私 「フランス語がわからないので黙ってますが、
ちゃんと聞いてますよ?」
先生 「わからないなら、私でも友達でもどんどん話して!
誰に尋ねてもいいわ。
今、みんな何をしているのかわからなかったら、
隣の子に『何してるの?』って聞いてね。
もっと声をだして参加して。」
私 「え?授業中に隣の子と話してもいいんですか?」
先生 「もちろんよ、もっともっと声をだして。
『わからない』っていうのも彼女の意思でしょ。
自分を表現して!授業に参加していることになるし、
隣の子と話すことによってフランス語の上達に繋がるわ。」
私 「え!日本では授業中に隣の子と話すのはよくないことです。
その子の勉強の邪魔になるので。
先生の話を静かに聞くのが通常です。」
先生 「(まぁ!という表情)ここでは違うは、
どんどん意思を表現して、自分をだして、
それが授業に参加していることになるわ。
私でも友達でも話しかけてコミュニケーションをとって。」
『わからない』ということを伝えるだけでも、
「授業に積極的に参加している」ということになるのが
とても意外でした。
黙っていると彼女はそこにいない。
参加していないことになるようです。
私はPTAとか学校の役員の会議で「特にありません」って
よく答えてました。
この先生の話を聞いたら、
いやいやいや「何かあるでしょ」!って自分に思いました。
『代案は思い浮かばないけど、ここを変えたいと感じました』
『その行事はちょっと嫌なんです・・・』とか。
意見ではなく気持ちを伝えることも
自分の表現になって、それが「今のあなたの意見ね」となる。
私は「提案」がなければ「意見」ではないと
勝手に思い込んでました。
気持ちという「意思」を表現し、
それから「意見」をまとめ、
最後はそれを伝える。
この繰り返しがディベート力、プレゼン力になるのではないかと
思いました。
これを日々やっていたら、コミュニケーション力も
人前で話す力も、会話力がつくね~。
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