かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」の元パーソナリティー杉野朋子です。
家事も育児も苦手で、どうも上手くいかない
そんな私の悩みをプロに解決方法を聞いていく番組でした。
8月下旬から夫の転勤でスイス在住です。
番組を通じてプロから教えてもらったことをむねに、
スイスでまた新たなママ像を模索してきます。
(曇りと雨の季節です。久しぶりに4時間ほど晴れた時に撮影。
通学路でこの景色です!)
Dimanche(日曜日)
秋休みの最終日!
息子のクラスでは秋休みの宿題がでていたので、
確認することにしました。
お休みの時期に宿題がでることは、
とても珍しいことだと、現地の人が話してました。
だって、
「VACATIONは休むものだから」と・・・確かに。
6P(小学4年生)クラスの娘は宿題はなし。
担任の先生の判断に任せられているといった感じらしいです。
息子の宿題は「5分間のプレゼン!」
(後ろの怪人お面の人達は、パレ ガルニエ内のツアー参加者
みたいでした。クイズを解いてましたよw楽しそうだった!)
息子の得意は、「真似して書きましょう」や、
「教科書通りに進めましょう」のようなこと。
「プレゼン宿題」、彼の苦手分野です。
スイスはディベートやプレゼンを授業でする機会は多いそうです。
学校から「プレゼン宿題プリント」にはこう書かれてました。
『お題は自由に選択できます。
「詩を作ってきて」「何かの小説の詩を暗記してみて」
「外国語の数字を20まで調べて書いて」
「ゲームのやり方を紹介して」
※この課題は20分以内に終わります。
難しかったら先生に質問してください。
大切なことはこれをプレッシャーに感じず、楽しんですること。
※あなたがやってきた宿題を5分間、プレゼンしてください。
やり方は自由、皆の前で楽しく発表しましょう。
これは・・・・・
ハードルが高く見えるのは私だけでしょうか(笑)
私 「ねぇ、この外国語で20までの数字っていうのにしたら?
そうしたら、すぐ終わるよ。」
息子 「わかったよ~そうする。」
私 「うーん、他はママが教えられないものばっかりだからさ。
とりあえず、数字を書いて、
その下に『ひらがな』『カタカナ』『漢字』で書いたら?
3つの言葉を使い分けてるなんて
日本語ってやっぱりすごいよね~。」
息子 「うん。そうする・・・。」
この時点で、私は自分が息子に考えるチャンスを奪い、
提案という指示をしていました。
それに全く気付いてなかった。。。
その後、私はスケッチブックを切って、
彼に差し出し、こんな風に書くといいんじゃな?と見本を書きました。(これも結局、私の表現ですよね)
息子 「はい!できたよ。これでいい?」
私 「えーーー!こんな小さい字じゃ、皆から見えないよー。
11っていう中途半端な数で2枚目に続くのー?
わかりにくいよー。」
息子 「わかったよ!」
まぁ、これで何とか形になるだろうと、
食事の準備をしていると、息子の泣き声が聞こえてきました。
私 「どうしたの?何で泣いてるの?どうやっていいか、
わからないの?」
息子 「ママがダメって言ったから!僕がやったのに!」
私 「あ!ごめん!!」
息子はすっかり『君の表現を自由に見せて』というこちらの授業に慣れていました。
彼は否定されることのない授業に(算数とかは別ですよ~)
染まっていたのでした。
私の方が評価を気にして、色々アドバイスしていました。
『この課題の大切なことは、楽しんですること』
私 「ごめん、今日はやめておく?(最終日だけど)」
息子 「ううん、やる。ママは何も言わないで。」
その後、息子、自身が一人で宿題を進めていました。
息子 「やっぱり5こずつかく、スケッチブック頂戴!」
自分で考えて、やり直し、皆にわかりやすいように書き直して
いるようでした。
息子 「これで終わった。いい?」
私 「いいよ!あなたが納得いく形で書けたなら、
それが最高だから。」
息子の涙で、やっと気づいて、
こっちの先生が言うような言葉を彼にかけることができました。
まだまだ評価を気にする体質がぬけません~。
子育て発展途上中の私の気づきを、
高祖常子さんが、
日経スタイル電子版で記事にしてくれました。
『育児情報誌「miku」編集長』
『叩かない子育て』
高祖常子さん
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