かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」の元パーソナリティー杉野朋子です。
家事も育児も苦手で、どうも上手くいかない
そんな私の悩みをプロに解決方法を聞いていく番組でした。
8月下旬から夫の転勤でスイス在住です。
番組を通じてプロから教えてもらったことをむねに、
スイスでまた新しいママ像を模索してきます
(お昼に家に帰る時、下をむいてトボトボの娘)
月曜日。
言葉は通じなくても、
私は「笑顔」と「挨拶」があれば世界は平和になるんじゃないかと
ジュネーヴにきて本気で信じています。
息子は相変わらず通常クラスが嫌で、
「また地獄の一週間が始まる・・・。」とつぶやいています。
私 「そんなこと言っちゃうやつは、こうだ!」
米俵を肩にかつぐように息子を運ぶ。
息子 「やめてーよ(笑)あははは!恥ずかしい、恥ずかしいよ」
私 「そうだ!皆、見てるぞ!何だあれはって(笑)」
息子 「おろして!歩くからおろして!」
『いつも笑いながら変なことしているジャポネ(日本人)がいる』
と覚えられているようで、目があえば、「にこっ」としてくれます。
時には手でこちらを指して。
こちらの人は口角をあがて、目を合わせてスマイル。
この笑顔がとても嬉しいのです。
学校が好きな娘は、お昼下校時にトボトボと
「もうやだ・・・」と歩いてきました。
私 「どうしたの?」
娘 「ブランコ!またとられたの!いつもいつも、私の順番になると
狙って奪いにくる子がいる。
今日なんか、ブランコ乗ってるのに振り落とされた。」
私 「また、あの眼鏡の子?」
娘 「そうだよ!クラスの子が、あの子には近づくなっていってた。
ブランコ乗ってるのに背中おして落とすんだよ!」
私 「それは、酷い。NON!って叫びな。」
娘 「言ってるのに、してくるんだよ~あの『ゴリライモ』」
ネーミングセンス最高だな。
ここで「人の事をそんな風に呼ぶのはいけません」とは、
言えません。だって、ゴリライモの行いは酷かったから。
(友達とふたりのり!)
放課後、娘がブランコに乗ろうとしたら、
ゴリライモがやってきて本当に背中をおしてました。
娘 「NON!」
ゴリライモ 「なんでかわらないの!先生に言うから!
(てきなフランス語)」
娘はどうするのだろう・・・遠くから見ていました。
ゴリライモは近くの先生に話にいき、先生もブランコを見ています。
すると、フランス語を話せないクラスの娘の友達が、
そこに向かっていきました。
娘の友達 「彼女(娘)はまだブランコを始めたばっかりだった。
その子が言っていることは違う。(英語)」
先生はゴリライモに何か話をして、彼女はさっていきました。
娘「 Merci!」
娘の友達 「Its OK ! Your turn ! (英語)」
言葉は通じなくても、笑顔と挨拶だけ繰り返しながら遊ぶ関係。
信頼関係は十分にできていて、助けてもらっていました。
戻ってきたゴリライモに今度は息子が被害を受けていました。
何も言い返せないから、黙ってブランコから離れる息子。
息子 「せっかく!教室から走ってブランコまできたのに。
やっとブランコとれたのに!涙」
〇〇タ 「〇〇!(息子の名前) Here!(英語)
僕のブランコ使いなよ(英語)」
私が毎朝、挨拶する男の子。
ブータン出身で、フランス語ができない。
1人で廊下に座っているので、
「Bonjour」と声をかけています。
挨拶すると嬉しそうな笑顔で手を振ってくれるから、
こちらもハッピーになります。
言葉は通じなくても「笑顔」と「挨拶」があれば
助け合える平和な世界ができるんじゃないかと、
子供達を見ていると思います。
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