かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」の元パーソナリティー杉野朋子です。
家事も育児も苦手で、どうも上手くいかない
そんな私の悩みをプロに解決方法を聞いていく番組でした。
8月下旬から夫の転勤でスイス在住です。
番組を通じてプロから教えてもらったことをむねに、
スイスでまた新たなママ像を模索してきます。
(ブランコを眺める娘・・・)
samedi(土曜日)
現地校に通って3カ月が過ぎました。
子供たちはフランス語の補習クラスのメンバーと仲良しです。
娘は大好きな友達がいます。
とても優しくて、明るく、どの子にも親切にできる
素晴らしい女の子(Yちゃん)です。
夕方、学校へ迎えに行くと、
娘と息子が私の方へ走ってきました。
娘 「私がね、Yちゃんに『Non』だっていっても、
ブランコを押したり、物をとったりするんだよ~(大泣き)」
息子 「ママ!帰るよ!今日は急いで帰るよ!」
(姉のピンチにはいつもテンパりw彼女の味方になる
スーパーヒーロー!←でも的外れなことをする(笑))
私 「え?そう?Yちゃんに伝わってないんじゃない?
そんなことをする子だとママは思わないなぁ」
娘 「もう、Yちゃんとは遊ばないんだ!お菓子もあげない!
一生くちもきかないんだよ~(大泣き)」
私 「あんなに仲良しなのに?
たぶん、Yちゃんはあなたが本気で『Non』だって言うのが
わからないんだよ
あなたはYちゃんの前で泣いた?
笑いながら「Non」って言ったんじゃない?」
(いじけて校舎の前で貴重な日本のフィットチーネグミを食べる娘
「Yちゃんにあげるんだ」と大事にポケットにいれてた)
娘 「もう嫌だから、帰るの!(大泣き)
みんなブランコもかわってくれないんだよ~」
(Yちゃんに「Non」だという気持ちが伝わらない+
お友達がブランコをかわってくれない=大泣き のようです)
私 「お互い言葉が通じないから難しいね
どうやって気持ちを伝えようか・・・
あなたの表情を見せて、気持ちをアピールするしか
ないんじゃないかな?
無表情のままじゃ伝わらないかも
こちらの子は表情にも気持ちをスプラッシュさせるよね
あなたの泣き顔を見せた
ら、きっとわかるよ 」
娘 「いいの!帰るの!みんな嫌いだ!」
私 「今日のうちに解決しないと、
言葉が通じないんだから、ますますすれ違ってしまうよ
みんなにAu revoir だけでも言ってきなよ 」
校舎のかげに座りこみ、気温5度の中、娘の話を聞きます。
(寒い・・・ママは風邪なんだよw)
娘は泣きながら、
『どうしてわかってくれないんだ!』と言い続けてました。
私 「日本の子はね、相手の気持ちを察してあげるのが
すごく上手なんだよね
だから、きっと、校舎のかげであなたが泣いていても、
誰かが『どうしたの?』って気づいてくれるよ
でも、外国の子は気持ちを表現するのが上手だから、
察するってあまりしないのかも
Yちゃんもなんであなたが急にブランコからいなくなったのか
わからないだけなんだよ きっと」
娘 「・・・。」
私 「ほら!ブランコが空いたよ、今だ走れ!」
娘は泣きながら走りました。
でも、その間にまた他の子に、ブランコを取られて、
泣いて戻ってきました。
私 「ママの所で泣いても伝わらないよ。。。
あそこに立っててごらんよ」
娘は泣き顔でブランコを見つめます。
男子 「〇オ!bien ! (おいで!)」
フィリピン出身の明るいムードメーカーが娘に気づいて
かわってくれました。
4つあるブランコで、娘の隣にはYちゃんが座っていました。
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私は遠くから見てます。
あまり根に持たないタイプの娘は、
ブランコがゲットできればニコニコで、
近くの男子と笑顔で話しだしました。
すると、すぐ、Yちゃんが娘に話かけます。
Yちゃん 「〇オ(娘の名前)!
Your turn ! 」
娘 「Oui My turn ! 」
しばらく二人でブランコの押し合いをした後に、
「ママも座って!Yちゃんにブランコ押してもらってごらん?」
と誘われ、大人なのに(笑)ブランコへ。
Yちゃん 「ママ!足を閉じて、私がおすから(英語)」
私 「Oui」
身体の大きなYちゃん、押すパワーは想定外でした(笑)
私 「マジで!マジでやめて!もういいって!(日本語)」
本気のブランコ、怖いよね(笑)
大人なのにワーワーいって、子供に押されている図を
まわりの子供達に笑われて、
ちょっと心が痛んだw
でも、娘とYちゃんが明日からも仲良く遊べそうで
よかった!
< span style="margin: 0px; color: rgb(68, 68, 68);">言葉が通じない気持ちのすれ違い。
大人ならどうしたかな?
子育て発展途上中の私の気づきを、
高祖常子さんが、
日経スタイル電子版で記事にしてくれました。
『育児情報誌「miku」編集長』
『叩かない子育て』
高祖常子さん
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