スイス在住ママのお悩み解決パーソナリティー
杉野朋子です。
6月14日金曜日は、
スイスで全国的な女性のストライキが行われました。
現地校では一週間前に、
「当日、学校での授業に参加しますか?」という
事前に出欠を署名するプリントが配られました。
(街中でデモやストライキが行われる可能性があるからかな?)
この日の授業は男女の格差を考えることだったそう。
『直球するぎ男女の格差授業』
クラスで動画を見たそうです。
男の子と女の子、二本の別れ道があって、進む道は決まってる。男の子は仕事、女の子は家事。女の子はなりたい職業がいっぱいあった、その後、男の子が家事を担い、女の子は飛行機に乗って世界に羽ばたき夢を叶えるという動画。
先生 「みんなの家のお父さんとお母さんは働いてる?
家事は誰がしているの?」
ちなみに先生は女性。子供は7歳でうちの息子と同じクラス。
送り迎えは先生かパパが交代でしている姿を見ます。
男女平等について考える授業に、
娘も考えるところがあったみたい。
娘 「女に生まれるとどうしてこうなるの?」
私 「そうね、
スイスでは1981年に男女平等の権利は憲法に
盛り込まれたのよ。でも30年以上、まだ訴え続けてる。
その疑問を持って、大人になってみたら。
ママはね、国連人口基金所長の佐藤さんに、
『幼いころの疑問は生きる意味に繋がる』って教えて
もらったのよ。佐藤さんは「おなごに教育はいらね」って
育てられて、今は「女性が平等に教育を受けられる権利」に
ついて仕事をしてる。ジュネーブの国連に数年前までいたの。」
娘 「すごく偉くなったの?」
私 「(笑) 佐藤さんは自分のことを偉いとは言わなかったよ。
ただ、幼いころのなぜ?と思った感覚がまだ世界中で
起きてるって。」
娘の顔がみるみる希望に変わっていく姿に、
信念をもって仕事をするってすごいな!と思いました。
(スイスへ引っ越しと発表した時の娘。ずいぶん変わってきた。)
『課題を見つけて解決できる女性に』
娘 「うちは家事はママがやって、パパは働いてる。
ママが風邪を引いた時も、ママはみんなの家事をしている。
パパは風邪を引いたら会社を休めばいいけど、
ママは休めない。」
私 「お~可哀そうなママ(笑)
ママが休む為にどうすればいい?」
娘 「みんなで役割分担をすればいいと思う。」
私 「料理はどうする?コンビニないし、
調理器具だって日本と違うよね。
0から全部できるかな?
冷凍うどん、冷凍パスタ、お惣菜、便利なものはないよ。」
娘 「できると思う・・・」
私 「思うって、それ確認取れてないだろ、今すぐ確認して!
って、デスクに言われちゃうw取り合えず何が作れると
いいだろうか?」
娘 「ご飯が炊けて、ゆで卵が作れるといい。」
私 「素晴らしい!一日それで乗り切ろう。」
明日から「もしも」に備えて、ご飯を一人で炊く練習です。
自分で課題を見つけて解決していく女性になってくれると
いいな。
コメント