ジュネーブで子育てを考える86「娘と女性の生きる道を考える」

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スイス在住ママのお悩み解決パーソナリティー

杉野朋子です。

 

6月14日金曜日は、

スイスで全国的な女性のストライキが行われました。

 

現地校では一週間前に、

「当日、学校での授業に参加しますか?」という

事前に出欠を署名するプリントが配られました。

 

(街中でデモやストライキが行われる可能性があるからかな?)

 

この日の授業は男女の格差を考えることだったそう。

 

『直球するぎ男女の格差授業』

 

クラスで動画を見たそうです。

 

男の子と女の子、二本の別れ道があって、進む道は決まってる。男の子は仕事、女の子は家事。女の子はなりたい職業がいっぱいあった、その後、男の子が家事を担い、女の子は飛行機に乗って世界に羽ばたき夢を叶えるという動画。

 

先生 「みんなの家のお父さんとお母さんは働いてる?

     家事は誰がしているの?」

 

ちなみに先生は女性。子供は7歳でうちの息子と同じクラス。

送り迎えは先生かパパが交代でしている姿を見ます。

 

男女平等について考える授業に、

娘も考えるところがあったみたい。

 

娘 「女に生まれるとどうしてこうなるの?」

 

私 「そうね、

   スイスでは1981年に男女平等の権利は憲法に

   盛り込まれたのよ。でも30年以上、まだ訴え続けてる。

   その疑問を持って、大人になってみたら。

   ママはね、国連人口基金所長の佐藤さんに、

   『幼いころの疑問は生きる意味に繋がる』って教えて

  もらったのよ。佐藤さんは「おなごに教育はいらね」って

  育てられて、今は「女性が平等に教育を受けられる権利」に

  ついて仕事をしてる。ジュネーブの国連に数年前までいたの。」

 

娘 「すごく偉くなったの?」

 

私 「() 佐藤さんは自分のことを偉いとは言わなかったよ。

  ただ、幼いころのなぜ?と思った感覚がまだ世界中で

  起きてるって。」

 

娘の顔がみるみる希望に変わっていく姿に、

信念をもって仕事をするってすごいな!と思いました。

 

 

 (スイスへ引っ越しと発表した時の娘。ずいぶん変わってきた。)

『課題を見つけて解決できる女性に』

 

娘 「うちは家事はママがやって、パパは働いてる。

   ママが風邪を引いた時も、ママはみんなの家事をしている。

   パパは風邪を引いたら会社を休めばいいけど、

   ママは休めない。」

 

私 「お~可哀そうなママ()

   ママが休む為にどうすればいい?」

 

娘 「みんなで役割分担をすればいいと思う。」

 

私 「料理はどうする?コンビニないし、

   調理器具だって日本と違うよね。

   0から全部できるかな?

   冷凍うどん、冷凍パスタ、お惣菜、便利なものはないよ。」

 

娘 「できると思う・・・」

 

私 「思うって、それ確認取れてないだろ、今すぐ確認して!

  って、デスクに言われちゃうw取り合えず何が作れると

   いいだろうか?」

 

娘 「ご飯が炊けて、ゆで卵が作れるといい。」

 

私 「素晴らしい!一日それで乗り切ろう。」

 

明日から「もしも」に備えて、ご飯を一人で炊く練習です。

 

自分で課題を見つけて解決していく女性になってくれると

いいな。

 

 

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