ジュネーブで子育てを考える65「学校内でのまさかの出来事④糧にして、彼をよく見て、考えて」

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スイス在住ママのお悩み解決パーソナリティー

杉野朋子です。

 

娘のポケモンカード盗まれた件、

彼は「ポケモンカード」を返しました!

 

時系列でお話します。

 

 

(無事に戻ってきました!全部友達からもらった思い出のもの)

 

『糧にするんだよ』

 

ポケモンカード事件の決着がつく朝、

娘は全然朝食を食べられませんでした。

大好きなほうれん草と豆腐の味噌汁も残して。

 

私 「今日のカードの結果がどうであれ、

   彼がどんな態度を取るかよく見ててごらん。

   そして、どういう人が信頼できる人で、

   どういう人がそうでないか、考えるの。」

 

娘 「どういうこと?」

 

私 「いつも周りにいる友達とどこが違うのか、

   あなたなら彼の立場でどんな態度をとるか、

   よく見て考えると、わかってくることはいっぱいあるよ。」

 

私 「彼のあなたに対する姿勢を見ながら、

    あなたが彼に今後どう接しっていくか考えましょう。

 

    道で彼に会ったら声をかけるのか、

   また、彼から声をかけられたらどうするのか、

   これを考えて結論がでたらそのように行動しましょ。

 

   彼を見るのも怖いと思うけど、

   あなたが考えるの。」

 

娘の不安そうな顔は消えて
、「私が見るんだ」という決意の顔に

なりました。

 

 

 

(今日の新聞にポケモン)

 

『解決の仕方も日本と全然違います!』

 

朝、彼の担任が娘の教室へ来ました。

(以下は娘の話)

 

彼の担任 「〇オ、廊下へ来て。

        君のカードはこれで合ってる?」

 

娘 「はい。私のです。」

 

彼の担任 「全部、確実にありますか?

        OK、よかった。それじゃあ。」

 

これで終わりだそうです。(なんともあっさり)

カードを盗んだ彼は一切でてこなかったそう。

 

彼から謝罪の言葉を聞くことも、どんな姿勢を見せるのかも、

見ることはできませんでした。

 

ただ、

ここ3日間の彼の証言は「うそ」だと、

「ポケモンカード」を手渡したことで

自分で自分がどういう人間か証明してしまったのです。

 

 

 

お昼の登校時、私達は彼を見かけました。

私達の方をチラチラ見てきますが、

近づいては来ません。

 

私が視線を向けると目をそらします。

謝罪のチャンスなのに、彼はしてきませんでした。

 

私 「あなたは今後、彼に対してどうするの?」

 

娘 「もう関わらない、いない人、無視する。」

 

娘がそう決めたのなら、それでいいと思います。

私も彼を信頼できませんから、同じようにします。

 

 

 

放課後、彼の担任にこの一連の事実をフランス語で

伝えてくれたブータンの子にあいました。

 

私 「ポケモンカードのことを、あなたの先生に

  話してくれてどうもありがとう。」

 

娘 「どうもありがとう!」

 

ブータン 「OK!」

 

彼は娘とハイタッチしてくれました。

同じ外国人、フランス語補習クラスの仲間、

こちらの結束は強くなったようです。よかった!

 

(不安な時にはヨーゼフをほぐほぐしてました)

『マダムモコの

  そろそろ覚えたいフランス語講座~感情編~』

 

ポケモンカードの件で、娘の気持ちを表すフランス語

 

 Je suis content(e)

(ジュ スイ コントン(ト))

 

「嬉しいです」

 

ポケモンカードが戻ってきて、喜んでいました。

何より今日で決着がついて、ホッとしたのだと思います。

よかった。

 

  

それでは

Au revoir

 

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