ジュネーヴで子育てについて考えた⑲「校長先生への疑問」

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スイス在住ママのお悩み解決パーソナリティー

杉野朋子です。

 

先日、娘が工作をしている時に

「夏休みの自由研究ってね、

 研究系か観察系ばっかり校長先生に選ばれるんだよ

 

 工作系は選ばれないんだよね!!

 ○○さんの『静電気装置』なんか凄くよかったのにさ」

と、突然言い出しました。

 

 

この話題を彼女が私にするのは2度目で、

 

日本に居たころとスイスで暮らしてからの、

私の返事が変わったことに気が付きました。

 

日本 「それであなたは自由研究は工作をするの?

     いいんじゃない?自分のやりたいことをすればいいよ。

     評価される為にするものではないしね」

 

スイス 「そっか、疑問に思うなら、校長先生に直接聞いて

      みたら?」

 

(国連の前で『黄色いベスト』の集団が「人権」について訴えてたようです私のフランス語解釈ですよ・・・・)

 

 

『自分のやりたいことを評価を気にせずにするといいよ』

 

 

夏休み前に、

この話題がでて私は娘にこう伝え、

 

「自分の挑戦したいことを貫けばいい」と

考えていました。

 

でも、これは少し論点がズレてるなぁと

先日わかりました。

 

 

相手のジャッジを気にしないから関係ないよ、

というのと

相手のジャッジ方法に疑問を持っている、

 

ここが違っていました。

 

そもそも校長先生に疑問をぶつけようという頭がなかったのかも

しれません。

 

 

でも、今、『「なぜ?」と思ったことは、簡単に納得はしない』

というスタンスを身に着けた私は、

おおいに校長室に入っていけばいいと考えています。

 

(横断幕を持って、国連正面で声をあげてました)

 

『主観ではなく、事実をもって疑問をぶつけて』

 

 

どんな風に疑問をぶつけるのか、話してみました。

 

娘 「絶対、工作が選ばれないのはどうしてですか?」

 

確かにそうなのですが、これでは相手がイラっとして終わる

だけですね。

 

事実を積み重ねて、相手に問うことが大切でしょう。

 

私 「学校全体で工作を作った人は〇〇人、

    研究系・観察系は〇〇人です。

    学年で一人、校長賞が選ばれてます。

 

    去年は〇人が研究系・観察系でした。

     その前の年も〇人が同じ系統のものでした。

 

    工作系が選ばれる割合はどうして少ないのですか?

 

    選ばれる基準はどうなっているのですか?」

 

 

娘は熱心に聞いていました。

「事実」は強いと色んな意味において感じています。

 

娘 「これだと、答えるね校長先生」

 

私 「どうしてそう思うの?」

 

娘 「自分が選んだものの数がよくわかるから、

    それを私はおかしいと思っているから、聞きまくるね」

 

私 「この質問に、もし答えてくれなかったら、

   あなたはどう考える(あくまで「もしも」)」

 

娘 「校長先生、おかしいと思うから、

    自分のものが選ばれなくてもガッカリしないかな」

 

 

自分が何をもってそれを信用するのか、

何が「正しい」と考えるのか、

 

答えは自分の中にあって、

子どもはちゃんと判断できますね。

 

その材料を手に入れることを今まではしてなかっただけかな。

 

『マダムモコの

  いつか使ってみたいフランス語講座~恋人への呼びかけ編~』

 

 ㉘ ma caille マカイーユ  ウズラ

 

 「ウズラ」 女性への呼びかけ

 

 

ウズラ!!

なかなかな所をついてくるよねw

 

フランス人の感覚を掴めては、遠ざかる日々ね()

 

それでは

Au revoir

 

 

 

 

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