こんにちは。
嫌われると思ってやっていた人に対しての3つの態度は、
誰の為にもならないからすぐにやめましょう。
①我慢
②遠慮
③謙遜
3つとも、
「本音」を伝えてないので、
関係が進むのに時間がかかるうえに、
誤解をうむ可能性があります。
私はこれを「よかれ」と思ってしてました。
ところが、スイスでは
友だち関係がなかなか発展しなかったのです。
今もメッセージのやりとりをしている
ジャマイカ人「ミナ」と息子の「シュジュレキ」くんとの
胸が痛いエピソード。
この3つがなければ、もっと早く今みたいな関係だった~!
我慢して言い出せなかった
ミナは国際機関に勤めるバリキャリのママで、
シュジュレキくんと2年おきに世界中に転校してます。
彼は日本のマンガが大好き。
放課後、校庭で息子と彼が遊んでいました。
息子の習い事の時間が迫っているのに、
私はそれを言えずにいました。
ミナ「あなたの息子もだいぶ学校に慣れてきたね。」
私「シュジュレキのおかげよ。とても嬉しい。」
息子「何やってるんだよ!ママ、時間だよ!」
ミナ「彼は何て言ってるの?」
私「あぁ、習い事の時間をすっかり忘れてたわ。」
ミナ「OK早く行きなよ!」
私「ありがとう!」
遅刻の嫌いな息子は、
大泣き。大騒ぎ。
後に、ミナにちくりと言われます。
ミナ「あの後、大丈夫だった?
彼をあんなに悲しませるべきではなかったわね。
習い事がある時に、遊ぶのはやめた方がいいわね。」
「誤解だよ~。私は時間をわかっていたよ。
ただ、楽しそうで言えなかった。
あなたが気にすると思って、私が忘れたふりをした。」
そんなイイワケを思ってました。
我慢せずに
「習い事だから帰る」と言うべきでした。
遠慮して言えなかった
12月の特別な日のことです。
夕方の学校に集まってケーキやホットワインなどで
食べながら談笑する日があります。
シュジュレキ「このケーキ食べる?」
息子「何それ?チョコレートケーキ?」
ミナ「とってこようか?」
私「いいのよ(遠慮)」
息子「食べたいよ~、ママ持ってきてよ~。」
私「まぁ、いいじゃない。もう少しあとで。」
ミナ「私がいくわよ。」
私「いいのよ(遠慮2回目)」
結局、のちに私はケーキを取りに行くのですが、
売り切れてました。
息子はケーキを持っている子を見ると
シクシク泣いてました。
本当に、ごめん。
そんな姿を見たミナは。
ミナ「あれ?ケーキなかったの?」
そう言いながら、肩をすくめました。
「だから私が行くって言ったのに。」と、
いう感じでした。
相手の好意を遠慮せずに素直に
お願いするべきでした。
謙遜して言えなかった
私は90分のフランス語レッスンに4か所通ってました。
合計、週に6回、それぞれの場所でありました。
でも、全然しゃべれないです。
ミナ「あなた、フランス語がんばってるって?
アディットが言ってたよ。」
私「んー、あんまりやってないかな。
だって、しゃべれないし。」
ミナ「そりゃあ、時間がかかるわよ。」
私「全然ダメなの。」
ミナ「難しいけど、やり続ければ
しゃべれるようになるわよ。」
「いや、ミナ、私、めちゃくちゃ
がんばってるんだよ~。」
という心の叫び。
謙遜せずに、
すなおに、
がんばってると言うべきでした。
日本ではできないよ
ミナが日本人ではないからね、と
感じますよね?
私もそう思いました。
でも、この3つの態度は、
相手の気もちを期待している上でのものです。
例えばこんな感じです。
我慢→そうさせてごめんね。
遠慮→悪いと思って、遠慮したのね。
謙遜→私があなたと比べて傷つくと思ったのね。
こんな風に要素分解すると、
相手がこう思うと予想し、期待した態度なんですよね。
私はこれを失礼なんじゃないかと
考えるようになりました。
相手に2つの思考を期待してます。
1、私の言動の裏を考える
2、私に悪かったねと思わせる
私はこんなことを期待していたのかも。
まとめ
嫌われると思ってやっていた人に対しての3つの態度は、
誰の為にもならないからすぐにやめましょう。
「本音」を伝えてないので、
関係が進むのに時間がかかるうえに、
誤解をうむ可能性があります。
最後に「遠慮」文化に触れた、
スイス人マークの感想です。
マークは日本旅行のお礼に、
出会った人にジュネーブの絵葉書を渡そうと
20枚用意して行きました。
マーク「絵葉書、ほとんど受け取ってくれなかったよ。
『え~もったいないから~』と。
なんでだろうね。この絵葉書が気に入らなかったのかな。」
そんなことはないよ。
きっと、皆、喜んでいたよ。
でも、結果として、
マークに伝わってないんです。
私はこの3つの態度で、
傷つき、傷ついた人を見たのでやめる勇気を持ちました。
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