かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」の元パーソナリティー杉野朋子です。
家事も育児も苦手で、どうも上手くいかない
そんな私の悩みをプロに解決方法を聞いていく番組でした。
8月下旬から夫の転勤でスイス在住です。
番組を通じてプロから教えてもらったことをむねに、
スイスでまた新たなママ像を模索してきます。
(ザクロってこんなに大きいのねw)
Vendredi(金曜日)
実りの秋なんでしょうね?そろそろ。
スーパーでは果物も充実してきました。
その中でも豊富にあり、安かったのが
「ザクロ」でした。
え!こんなに大きいんだ・・・。
と思って買ってきました。
包丁で切った瞬間に果汁があちこちに飛んで、
私の顔にもついて、
娘 「ママ!血がでてる。エプロンにもついてる!
壁にも飛んでる。」
(落ち着け、まな板の上の物を見なさいよ・・・)
(いくらに見える・・・)
色も濃くって、味も濃い!
ひとつぶひとつぶが酸っぱくて、種までポリポリ食べてました。
でも、これ、永遠に食べ終わらない・・・。
面倒くさがりの私はジュースにして飲むことにしました。
キッチン道具も船便でおくった為、なんの便利グッズもありません。
ひたすらスプーンでプチプチ潰して、
コップの半分の量のザクロジュースになりました。
ザクロは美容に言いって、聞いたことがありますが、
こんなに色も味も濃ければそれはそうだろうな・・・と
よくわからないながら、頷きました。
(美味しかった!でも、ザクロジュース作るの大変・・・)
このザクロを買ったスーパーで、
とても空いているレジに並んだんです。
でも全然列が進まないの(笑)
店員のMonsieurが熱唱してたから(もう素敵!)
私 「ねぇ、なんか歌ってるよ(笑)」
娘 「面白そうだから、ママここに並んだんでしょ?」
私 「そうだよ、それ以外に理由はない!うけるw」
店員さん 「Au—Maria—♪」
私 「マリアって言ってる!誰だ(笑)」
店員さんはたまに天をみながら熱唱。
私の前の人も肩をすぼめて笑っています。
ジュネーヴのスーパーでは、
店員さんとお客さんがおしゃべりをし始めたら、
後ろの人はそれが終わるのを永遠待ってないと
いけません。
「早くしろよ!」「何やってんだよ!」なんて言う人は誰もいません。
『あ~始まっちゃった』みたいな感じで待っています。
マリアを熱唱しているMonsieurは歌のあいま、あいまで、
レジを打ちます。
私 「そろそろワンフレーズ終わりそうだから、
間もなく、うちらの番だよ。」
娘 「なんで歌をやめないんだろう。」
私 「歌いたい気分なんでしょ(笑) いいじゃない~」
店員さん 「Maria–♪
ヴァン テ アン ! シルブルレ
(21スイスフランです、お願いします)」
熱唱Monsieurの同僚が私の方に目配せをして、
首を横に振って笑ってました。
『彼はいつもこうなの』って言ってるみたいに。
私 「ヴォラ シルブプレ
(お金を渡して・・・これです、お願いします)」
店員さん 「Merci ! Au revoir !(ありがとう、じゃあね)」
私 「 Tres bien!(「歌」素晴らしいね)」
同僚店員さん 「Non non Bravo !
(違う、違う。ブラボーって言ってあげて)」
私 「(笑) Bravo! Bravo !」
店員さん 「Meci! Au—Maria♪ 」
また、最初から歌い始めちゃった(笑)
スーパーの店員さん、ほかのお店でも、
マイペースな人がとても多いです。
それを誰もとがめません。
お客さんも「早くしてよ」もないし、
店長が「うちの従業員が・・・」っていうのも特になし。
その人のペースや、やりたいことを「それが彼だから」と
肯定しているようで私は好きだなぁと思いました。
ただし、想定していた時間通りに物事は進みませんけどねw
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