かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」の元パーソナリティー杉野朋子です。
家事も育児も苦手で、どうも上手くいかない
そんな私の悩みをプロに解決方法を聞いていく番組でした。
8月下旬から夫の転勤でスイス在住です。
番組を通じてプロから教えてもらったことをむねに、
スイスでまた新たなママ像を模索してきます。
(日本語のフランス語教材なんて売ってるわけもなく・・・
日本から持ってきたもののみで勉強)
Vendredi(金曜日)
子供たちは、英語とフランス語の単語を少しずつ話すようになりました。
娘 「Come on! エ〇〇ード! 」
エ〇〇ード 「OK! Lets go !ワン、ツー、スリー」
娘 「Bien! 〇〇ナ!」
〇〇ナ 「Oui ! アン、ドゥ、トワラァー !」
ジュネーヴの現地校は外国人も多く、
友達によって、英語とフランス語を使い分けているようです。
たくましいな、娘よ・・・・。
一方、私のフランス語はいまだ「ナメクジ」状態。
図書館でのサロンで、(フランス語教室)
あまりにもわからず「こんなにやっているのに」と
うっかり涙がこぼれそうでした。危ない!
サロンは3人のボランティアが主宰しています。
台湾人の女性、スペイン人の男性、スイス人の男性です。
毎回話すテーマがあって、
単語をつないで自分のことや感じたことを話します。
(2時間もある!頭が痛くなるんです、必死に聞くから(笑))
英語が流暢なのがスイス人の男性(ブルース・ウィリス似)。
他の2人は片言の英語で教えてくれます。
2回目のサロン(フランス語教室)で、
ブルース・ウィリスが私に声をかけてきてくれました。
(フランス語のメールを翻訳機能で。「ボンのソワレ」って(笑))
ブルース・ウィリス
「ともこさん、君はとてもフランス語がビギナーだ。
どうだろう、僕は君にプライベートレッスンができる。
ボランティアだからお金はフリーだ。
サロンが始まる前の一時間でもいいし、他の曜日でもいい。
君が望めばだけど、どうだろう?(英語)」
私 「それはとても嬉しいです。ありがとう。
子ども達もフランス語が話せなくて困っています。
でも、なぜ、無料なの?
本当にありがたいけど、どうして?(英語)」
これまでに、先方が自分の時間を割いて、
ボランティアで言語を教えてくれるなんて私は経験ありません。
私の考えは、
「人の時間」=「お金」と思っているので
とても不思議で怪訝そうな顔をしてしまったのだと思います。
ブルース・ウィリス
「OK!僕は56歳で、子供ももう独立している。
ガールフレンドもこれまでにいないし、これからもない。
僕の提案は君の夫の同意が必要だろう。
僕が君の夫に会ってもいいし、
夫がいる時に君の家でレッスンしたっていい。
カフェで、オープンなスペースでレッスンもできる。
まずは君の夫に聞いてみて。(英語)」
私 「OK!じゃあ、夫に聞いてあなたにメールします。
提案を感謝します。ありがとうございます。(英語)」
とても親切だなぁ・・・。
スイスはこれが普通なのだろうか。
私はブルース・ウィリスに何も返せないけど、
フランス語を教えてもらっていいのだろうか・・・。
国際結婚をして20年以上、
スイスに住んでいる女性に聞いてみました。
女性 「そうね。下心みたいなものはないと思うわよ。
こちらの人はとても親切なの。
クリスマスとか年明けとかに『ワイン』でも
プレゼントするといいのよ。」
私 「へぇ~日本じゃ信じられない気がします。」
女性 「あら、そうなの?困っている人に、自分ができることを
してあげるって結構普通よ。」
『困っている人に自分ができることを提供する』
国際都市ジュネーヴは外国人が多く、
現地校に通っているうちの子は、色んな国の子に出会います。
「ソマリア」「コソボ」「シリア」
日本ではなかなか出会わない国の子どもとも出会えます。
女性 「両親がね、殺されちゃっていなかった子に、
洋服のおさがりを学校で募集してた時もあるわよ。
『男の子用』身長は130センチってね。
ここは国連もあるからか、
あの学校は結構色んな国の子がね
入学してくるのよ。
そういう人たちを受け入れるのに、ここはとても慣れてるわ。」
あ~現地校にして本当によかったなと改めて思いました。
確かに、英語や勉強レベルの習得は
ほとんど望めない学校です(笑)
でも、きっと心豊かに
「強くて優しいヒーロー」に育ってくれそうな環境です。
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