こんにちは。
国際人とは。。。
『国際人は異なる国の人たちにも心を開き、
自分を相対化してみることのできる人間』
(「世界を知る力」寺島実郎著)
スイスでの経験で私は
こう解釈しました。
具体的には下記の3つの行動ができるか
どうかです。
2,相手に興味をもって心をひらく
3,自分の好きを意思表示できる
私は子どもたちがスイスの現地校に
いつなじむのか、心配しながら見ていました。
この3つができるようになってから、
学校生活がスムーズにいきだしたと
感じています。
スイスの学校でのエピソードを交えながら紹介していきます。
わからないことを質問できる
わからないことを質問するには、
ある程度「わかっている」ことが必要です。
全体を把握して、
ひとつひとつ要素分解して聞いていきます。
だから難易度高いんです。
娘「ママ、どうやら校内の靴は2つ必要みたい。
上履きと体育館シューズ。」
私「なるほど。スニーカーでいいの?」
娘「それが違うの、
上履きは何でもいいみたい。サンダルみたいな子もいるし、スリッパ的な子も。
でもスニーカーの子もいる。
体育館シューズは何て言う名前かわからない。見たこともない。」
私「え!!どんなのかわからないと、買いに行けないね~。」
娘「先生に聞いてみるよ。何て言えばいいかな?」
私「困った時のジェスチャー&『ケスクセ(これは何?)』攻撃だね。」
娘は先生から、体育館シューズの名前を聞き出し、
どこに売っているかまで教えてもらいました。
海外の学校は文化が全然違います。
使う物も、買い方も、日本とは異なる為、
全体を把握した後、ひとつひとつ聞いていきました。
実はこの質問できる力が、
最重要です。
ここができると、
残りの2つは意識すればできますよ。
相手に興味をもって心をひらく
相手に興味をもって心をひらくには、
まずは観察が必要です。
何が好きそうなのか、
何を大切にしているのか。
友だちになりたい子のことは、
よく見ていますね。
息子「シュジーはナルトが好きで、
レビスはワンピースが好きなんだ。
僕はどちらも読んだことがないや。」
私「ネットフリックスにあるから、見て見たら?」
息子「そうだね、日本語だよね。」
私「もちろん(笑)」
息子「ナルト好きのシュジーは何かいつも技を
だしてくるんだ。」
私「じゃあ、今度、あなたも技だしてみたら?」
息子「もう、やってる。オリジナル。」
相手と自分の共通点を見つけて、
歩みよりながら、仲良くなりますね。
ちなみに、息子はナルト好きになりませんでした。
相手の好きに合わせるわけではないんです。
相手が大切にしているものを、認めることが大切です。
自分の好きを意思表示できる
自分の好きを意思表示できるには、
自分の好きを知らないといけませんね。
これが意外と難しいんですよ。
日本の文化は「用意され」「与えられる」ことが
多いので、気づけるチャンスが少ないですね。
先生「好きな色で自由にぬっていいのよ。」
息子「どんな風にぬればいいですか?」
先生「あなたが思うようによ。
例えば、一番好きな色をたくさん使うとか。」
息子「じゃあ、、、何だろう。」
スイスの現地校は「オリジナル」をおおいに表現させる
教育をしていました。
これは保護者会で校長先生が
毎年、話していたのでよく覚えています。
自分の好きを表現するのは、
自分を表現していくことに繋がります。
ささいな「好き」を見つける作業を繰り返していくと、
自分の各分野の「好き」がわかってきます。
例えば、飲み物は「カフェオレ」で
ケーキは「チョコレート」
パンは「クロワッサン」
ピザは「マルゲリータ」など、
すらすら言えると「好き」がわかってますね。
「あぁ、トモコはいつもカフェオレだから」と
相手が言ってくれたら、
私のことをわかっていると感じますよね。
自分の好きを意思表示できると、
相手に「わたし」をわかってもらえる第一歩です。
日本にいるから「国際人」にならなくてもよい?
日本にいるから「国際人」にならなくてもよい?
そう思いますよね。
でも日本でも、
海外でも、どこにいても大切な力です。
私は以前、「国際人=英語ペラペラ」だと
本気で考えてました。
でも、言語がいくら上手くても、
現地の人に馴染んでない人はいます。
「国際人になる力」は
究極のコミュニケーション力です。
国際人とは?の最初の言葉を
もう一度見て見ます。
『国際人は異なる国の人たちにも心を開き、
自分を相対化してみることのできる人間』
「異なる国の人」を「他の人」に置き換えて読むと、
どこにいても重要なことだとわかります。
まとめ
国際人とは
下記の3つの行動ができるか
どうかです。
2,相手に興味をもって心をひらく
3,自分の好きを意思表示できる
どこにいても、
誰に対しても、
関係性をきずくうえで大事な力です。
子どもや家族でも異なった価値観をもった人間です。
わかった風で、わかっていないことが多くあります。
また、決めつけるのは最悪です。
自分と相手を認め合い、
お互い、大切にしあえる「国際人」でありたいと、
子どもたちの成長をみて、考えています。
コメント