こんにちは。
さて、娘も間もなく中学生です。
子どもが思春期にさしかかると、
やたらキレてる、
やたら落ち込んでるってありませんか?
親としては心配ですよね。
でも、子どもは成長していくにしたがって、
自分で何とかしないといけない時が
必ずきますよね。
「子どもが落ち込んでいる時、
誰かが聴いてくれて、共感してくれるなら、
自分で自分を助けることができるのです。」
(アデル・フェイバ
エレイン・マズリッシュ 共著)
スイスの先生は、
子どもの心の緊急時(例えば泣く・怒る)は
授業中でも廊下を移動中でも、
その子の話を一対一になって聴きます。
必ず子供に近づいて、
個別になるんですね。
「どんな時でもあなたの話を聴く」
という姿勢は
信頼関係がグッとあがります。
後半は、スイスの先生がどんな風に
話を聴いていたのか…考察していく中で、
帰国後50冊読んだ育児本の中から、
これだ!と思った方法をお伝えします。
子どもが落ち込んでる時に
効果的な3つの話の聴き方を
実体験を元に紹介します。
(キックボードで通学可能なんですよ)
子どもが落ち込んでる時に、
効果的な3つの話の聴き方。
①注意を傾けて聴く
「ながら聞き」をしない
②「まぁ」「ふうん」「そうね」
のような言葉で子どもの気持ちを認める
③子どもの気持ちを代わって言葉で表現する
私がパソコン作業をしている時に、
娘が学校から帰ってきて話しかけてきました。
娘「ママ、また学校で嫌なことあってさ。」
私「ふ~ん。」(パソコンをやめる)
娘「まぁ、いつものことですよ。」
私「そうなの。」
娘「私のことを睨んできてムカつくの。」
私「それは嫌だね。」
娘「…ママ、パソコンしないの?」
私「できればしたいけど(笑)」
娘「(笑)なんだよ。
まぁ、明日からはさ、頭にくるから
睨んでくる人を見ないようにする。」
赤い文字の部分は
効果的な聴き方をしている具体的な箇所です。
青い部分は、
娘が自分で解決している所です。
これは意識してやらないと
できません。
無意識だと、
「ながら聞き」をしたり、
子どもに質問やアドバイスをしたり、
子どもの気持ちを「そんなことはない」など
否定したりしちゃいます。
どうしてこうなるかと言うと…
「私たちはほとんど、
自分の気持ちを否定されて育ってきました。
この新しい受容の言葉が、スムーズに出てくるように
なるためには練習しなければなりません。」
(アデル・フェイバ
エレイン・マズリッシュ 共著)
少なくとも私には練習が必要です。
2018年までは無意識の方で
子どもの話を聞いてましたから。
これだと、
最終的に娘は、
「もういい!」と言って、
話してくれなくなります。
親子の関係も、
子どもの気持ちも悪くなる一方。
スイスの先生を見た時、
「こんな先生が親ならいいな。」と
感じ、無意識のやり方を辞められました。
でも私は気づくのに10年かかってますからね(笑)
遅っ!
ちなみに
このやり方を紹介した本の著者は、
こう話してます。
「本書に書いてある考えをまとめるのに、
私たちは10年以上かかったのです。
読むのに10年以上かけることはお勧めしません。」
子育てはみんな試行錯誤ですね。
今回ご紹介した本です。
『子どもが聴いてくれる話し方と
子どもが話してくれる聴き方』
アデル・フェイバ
エレイン・マズリッシュ 共著
※古い本です。
1980年代にアメリカで出版されました。
2021年の今読んでも色あせません。
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