グンッと成長したい私のスイス在住日記~ママレーザーで学んだことをむねに海外へ67スイス58日目

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かつしかFM「早く教えてっ!ママレーザー」の元パーソナリティー杉野朋子です。

 

家事も育児も苦手で、どうも上手くいかない

そんな私の悩みをプロに解決方法を聞いていく番組でした。

 

 

8月下旬から夫の転勤でスイス在住です。

 

 

番組を通じてプロから教えてもらったことをむねに、

スイスでまた新たなママ像を模索してきます。

(絵葉書にも乗っちゃってる高級マンションへ。

 映画のようなお部屋でした)

 

 

 

Lundi(月曜日)

 

ジュネーヴでの生活も間もなく2カ月。

 

1か月前に違和感を感じたことが、

今は「そうだよね」と思えることがあります。

 

それは友達におもちゃや遊具を「かして~」と聞かれて、

non(いいえ)」と答えること。

 

「Non」って断る行為は「イジワルね」と思い込んでいました。

また、反省w

 

 

 

 

現地校のブランコは大人気。

 

友達 「changer sil vous plait (かわってください)」

 

息子 「・・・・。」 ほぼ泣き顔

 

私 「どうしたの?」

 

息子 「皆ね、僕の所へくるんだ。

     たぶん、ブランコかわってっていてるの。

     まだ、ちょっとしかやってないのに!すぐくるんだ!」

 

私 「そうだね
、また順番が回ってくるよ」

 

息子 「こないよ!みんなNonとか言ってさ、かわらないし。

     ブランコが空いてもまたすぐ人がくる。」

 

息子 「みんな意地悪なんだ!僕はかわってあげるのに、

    他の子はNonって言ってばっかりだ。」

 

私 「そうだね、日本じゃそんなことあんまりなかったね。」

 

相手の気持ちを慮る日本では、割とすぐお友達が変わってくれていました。

息子は「Non」って断れない。

現地校の子にあの子はすぐかわってくれると思われていました。

 

 

別の日に、息子がブランコで遊んでいると、また学校の友達がやってきました。息子と同じぐらいの低学年。

 

私 「小さい子がきたから、変わったら?」

 

息子 「えー!どうして!」

 

私 「いや、youより小さいし、そんな意地悪しないんだよ。」

 

息子 「やっと、とったブランコなんだよ。授業が終わってすごく

     走ってきたんだよ(泣)」

 

その小さい子はずっと息子を眺めてました。

他のブランコに並ばず息子を見ていました。

 

私 「ほら、待ってるよ、かわってあげたら?」

 

息子 「わかったよ!もういいよ!(泣)」

 

(8月の息子 )

 

息子は芝生の方にかけて行って、怒って泣いていました。

 

私 「どうしたの?」

 

息子 「ママがかわれっていった。皆かわらないのに!

     どうして僕がかわらないといけないんだ。」

 

 

息子にそう言われて、考えました。

 

確かに、どうして友達にかわらないといけないのか・・・。

 

 

 

私は

『かして~』『いいよ~』という行為が「優しい」「おもいやりがある」

ことで、

断ることは「イジワル」と思い込んでいました。

 

『うちの子、お友達におもちゃをかしてあげられなくて~』

『どうぞができないのよね、困ったわ』

なんて、よく児童館でママ友と話してたわ・・・。

 

でも、それは本当に「イジワル」で「困った子」なのかな?

とジュネーヴに来て、よく考えます。

 

 

うちの子のように、本当はかしてあげたくなかったけど、

無理やり譲ればその子の気持ちは満たされないままで、

ほったらかしなんだなと、「Non」の多いジュネーヴで気づきました。

 

 

ブランコを無理やり私によってかわらされてから1カ月。。。

 

友達 「changer sil vous plait (かわってください)」

 

息子 「Non・・・どうせまたくるけど、あの子・・ボソっ(日本語)」

 

友達 「changer sil vous plait (かわってください)」

 

息子 「OK! OH ! Bien〇〇ス!

     (いいよ!お~い〇〇ス!こっち来てよ!)」

 

ブランコから他の友達を見つけて、笑顔で走っていきました。

 

 

私が彼に「ブランコかわったら?」と言うことは二度とないし、

断った彼を「イジワル」と思うこともなくなりました。

 

 

でも、どうしてそんな風に思っていたのだろう・・・。

 

 

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