こんにちは。
校則あり・校則なしでつく子供の思考力を
考えます。
結論から言うと、
校則はない方がいいですよ。
子どもが自分で判断して行動する「主体性」が
身に着きますから。
自分にとって何が必要か、
考える習慣を手に入れられますよ。
スイスの現地校は
校則はなかったです。
実はこっちの方がとても難しいんです。
例えば学校に持って行くものの準備の場合、
日々の行動を予想し、必要な物を考え、
準備します。
たかが、学校の準備ですが、
校則のある日本と、
校則のないスイスでは
そのプロセスがずいぶん違います。
要素分解して考えてみますね。
学校への新年度の持ち物の準備を
想定します。
まずは校則のある日本、
①新年度準備リストのプリントをチェック
②リストにある物を準備
③学校で使って足りなくなったものはリストを見て
同じ物を都度補充
次は校則のないスイス
①学校の授業に必要な物を考える
②自分にとって何が必要か考える
③②の物を効率よく持ち運べる入れる物を考える
④学校で使って足りない物を考え補充
2つの違いに気づかれましたね?
校則のある方はリストを基準に、
校則のない方は自分の考えを基準に
準備をしています。
つまり校則のある方は思考停止に、
校則のない方は思考を止めません。
この習慣が、
自分にとって必要な物を
導きだせるようになりますよ。
日々の小さな選択が、
主体性に繋がるとスイスの経験から
考えています。
後半は、本当に困った!
スイスでの新年度の準備を
紹介します。
現地校の先生との会話を
お伝えします。
笑えますよ。
(日本の体育着を着てみたスポーツ大会。
「それは何?」と友達から質問攻め(笑)運動着だと思ってない!)
スイスの新年度は8月下旬です。
新入生用の1枚のリストが用意され、
そこに数点、箇条書きでありました。
でも全然イメージがわきません。
当然ですよね、
スイスの学校を経験したことなかったですから。
「どんな物」が必要かわからないのです。
私「水泳の授業にはどんな物が必要ですか?」
先生「彼女が必要なものよ。」
私「バスタオルはどんなものがいいですか?」
先生「(笑) 彼女が使いやすいものよ。」
私「水着はどんなものがいいのでしょうか?」
先生「彼女が楽しく泳げるものよ(笑)」
当時は答えを教えてくれないみたいで、
もどかしさを感じましたね。
でも、誰が授業を受けて、
誰が使うのか?と考えると「彼女」なわけです。
必要な物の答えを知っているのも、
「彼女」ですよね。
だから自分の必要な物を手に、
堂々としてればいいだけです
でも、
最初は持って行く物が、
1人だけ浮いていたら、間違っていたら
どうしようかと心配しました。
この辺りは日本の皆さん、
気持ちわかってくれますよね(泣)
ですが、誰一人同じものは持ってないし、
同じ人間はいないので使いやすい物が
違って当然なんですよね。
校則はない方がいいですよ。
子どもが自分で判断して行動する「主体性」が
身に着きますから。
自分にとって何が必要か、
考える習慣を手に入れられますよ。
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