ジュネーブで子供と暮らす・「国際赤十字博物館」

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ジュネーブで子供と暮らす
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スイス在住ママのお悩み解決パーソナリティー

杉野朋子です。

 

マルセル・ジュノー博士の話をスイス人から聞いたので、

国際赤十字博物館へ行ってきました。

 

ジュノー博士は、赤十国際委員会の要請を受けて派遣員として戦争地域で活動していた人です。

 

日本では、広島・長崎の原爆投下後、GHQと掛け合い医薬品を提供させました。

 

(赤十字社)

(博物館入り口。赤十字と赤新月←イスラム教徒への配慮)

『ママが生まれた頃も戦争あった?』

 

博物館には日本語の音声ガイドがあって、息子も堪能できました。入場料を払うとガイドはついてきます。12歳以下は無料です。

 

「捕虜も兵士も関係なく、負傷者は助ける」という考えのもと、

人道的な支援をしてきた様子が展示されています。

 

特に多いのは、タッチパネルに触ると、

人が当時の様子を話し出す「証言パネル」です。

 

男性 「僕は1980年生まれのエチオピア人です。

    父は幼い僕を心配して、学校へ通わせてくれる場所へ

   連れて行ってくれました。でも、そこは兵士を育てる学校で、

   訓練がキツクて脱水と飢えで死んでいく友達もみました・・・」

 

私 「あ、、この人、ママと同じ歳だ。」

 

息子 「じゃあ、ママが生まれた頃も戦争あったの?」

 

私 「あったって、彼は言ってるね。」

 

 

息子はこの「証言パネル」を何人も聞いていました。

 

ジュネーブに来て、世界が近くなって、

戦争は過去じゃなくて、「今」に変わったように思えます。

私もだけど。

 

息子 「あ。。。これはゼイナの国だ。帰らない方が安全なんだ。」

(600万もの捕虜の名簿。古い紙の匂いが歴史を感じます)

 

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