こんにちは。
子どもを甘やかすことが、
子どもの心の安定に繋がります。
私はこの「甘やかし」を
スイスの先生や、
スイスのママから学びました。
そこで、自分の子を「甘やかし」始めるのですが、
彼は私を叩き始めます。
揺れ戻しの時間を経て、
現在は穏やかな親子関係になっています。
「甘やかす」と
子どもの心は安定し、
失敗しても挑戦する子に育ちます。
スイスの先生の「甘やかし方」
小学2年生の頃、
クラスメイトのガッフェルのママは、
赤ちゃんが生まれそうでした。
ガッフェルは送り迎えをするママに
抱き着いて離れず、
廊下でいつも泣いてました。
先生「ガッフェル、どうしたい?」
ガッフェル「ママといたい」
ママ「教室へ入らないと・・・」
先生「ガッフェルが良いと思うときに、
教室へ入ってきてね。」
また、クラスで座っている事が苦手な女の子は、
よく校庭へ行ってしまってました。
彼女がブランコにいる時に、
私は一度だけ話しかけたことがあります。
私「あれ?授業中でしょ?」
女の子「いいの。マヤ(先生)はいつでも校庭へ行って良いって
言ってるから。」
私「そっか、じゃあね~。」
当たり前ですが、
1人1人気持ちは違うし、
事情も違います。
先生は子どもにあわせて受け入れ、
「わかってくれてる」という感じがありました。
息子のクラスをのぞくと、
誰かしらウロウロしていて、
絵本を読んだり、
絵を描いたり、
幼稚園みたいでしたよ。
その状態が許されて、
安心して過ごしてますね。
スイスのママは自分の子ども優先「甘やかし方」
スイスの子の誕生日会へ行った時のことです。
主役は「non」と言い始めました。
みんなと一緒に遊べる遊びはしたくないと
言い出したのです(笑)
ママ友「OK!みんなゴメン、一緒のゲームはできないわ。
先にこっちのゲームをしましょう。」
子どもたち「OK」
子どもたち「このゲームが終わったら、みんなで一緒に遊ぶんだよ!」
ママ友「OK」
えーーー!
友だちが来てくれてるのに、
主役だからと言って、ダメでしょ。
当日はこんな風に思ってました。
でも、親が他の子を優先させたら、
誰が我が子を優先してくれるのかな?
こう考えるようになって、
ママ友の行動は当然のことかと
感じるようになりました。
自分の気持ちを親が受けとめてくれると
安心して気持ちを話せますよね。
親が絶対的な味方でわかってくれれば、
子どもはホッとしますね。
甘やかさなかった親の「甘やかし方」
スイスへ行った頃、
下の子はいつも大泣きしてました。
学校がキツカッタからです。
息子「もう嫌だ(泣)みんな無くなればいい。
学校なんか消えてしまえ!」
私「そうだよね。」
息子「どうせ、そんなこと言うなって言うんでしょ?」
私「言わないよ。大変だよ。」
息子「そうだよ、大変なんだよ。休み時間が辛いんだよ。」
息子が大泣きするたびに、
抱きしめると、私の背中を叩きました。
「こんなに辛い状況をママはわからないでしょ」
「どうせ勉強しろとか言うんだ」
「学校に行ったこともない、ママなんてクソだ」
私が彼を肯定しても、
それまで否定され続けた彼は、
私を試すように悪い事を言うようになりました。
私がいくら肯定しても彼は信じないことが多かったです。
もう一度、最初の会話を振り返ってみます。
彼が信じてないからこそ、でた言葉があります。
学校なんか消えてしまえ!」
私「そうだよね。」
息子「どうせ、そんなこと言うなって言うんでしょ?」
私が彼の言葉を肯定しても、
何か裏があると思って、すぐには信じませんでした。
ちょっとずつ、
信じてもらうしかありません。
この時期は結構辛いです。
でも、やってこなかった分、
やるしかないんですね。
すると彼は次に、
自分の欲求を言ってばかりの状態になりました。
「夜は9時に一緒に寝て欲しい」「お風呂は入りたくない」
「夕飯じゃなくてお菓子が食べたい」
「もっとゲームがやりたい」
私はこれをほぼ叶えました。
とにかく心が保てるようにと考えると、
家での彼の望みを全てかなえてあげることでした。
本当に「甘やかし」て大丈夫?
「甘やかす」なんて子どもが怠けてしまうと
感じますでしょうか?
では、甘やかせず、厳しく言ってみると...
「学校へは毎日行きなさい。
休み時間は友達の輪に入りなさい。
将来役に立つから、フランス語を習得してきなさい。」
全部指示で、
これは親の意思なんですね。
自分が子どもで、
ママからこんな風に言われたら、
キツイですよね。
子どもがSOSの時期でも、
そうでなくても、
「甘やかす」ことができれば、
子どもの心が安定します。
まとめ
子どもを甘やかすことが、
子どもの心の安定に繋がります。
どうもこの「甘やかす」という言葉の印象が
よくないですよね。
「肯定」と「子どもの望みを叶えている」ことです。「否定」と「望みを叶えてもらえない」ことは
子どもの心の安定には繋がりませんよね。
私はこれに気づくのに10年かかりました。
でも手遅れはないなと
感じています。
子どもの話を肯定し、子どもの望みが叶えられれば、
子どもは安心して挑戦と失敗を繰り返して
成長していくと思います。
最後に、サッカーをやったことがない息子が、
初めてボールを蹴って上手くできず落ち込んだ時の言葉を紹介します。
フランス語と一緒?そっか、やったかやらないかの差だね。」
自分で解決して進んでくれるようになってます。
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