こんにちは。
日本の子どもはオシャレだなぁ~と
帰国して感じました。
流行に敏感ですね。
2年間のスイス生活で、
流行を知らない我々親子は大変です(笑)
日常的にアップデートされてないから
ついていけないのです。
こう考えると
中学生は小学生より
アップデートの差がでそうですね。
普段制服ですし、
私服で友達と会う時、
「ダサい」と思われたくない
ですよね。
では、流行の服を着ないと「ダサい」のか?
と言われると
ジュネーブの子達に
流行はありませんでした。
でも「ダサく」はありません。
どうしてでしょうか。
要素分解して考えてみます。
まず「流行」について、
次に「ダサい」について。
まず、「流行」ってなんでしょう。
流行は多くの人が好んで同じことを行っているから、
「流行」になりますよね。
ある程度の数が必要です。
でも、ヨーロッパは
人それぞれ「好き」が違い、
同じ物を好む人数が少ないので
爆発的に流行ることがないのです。
これは独特な感覚ですよね。
そんなヨーロピアンの気質を表す
新聞記事を目にして、
思わず「さすがすぎる!」と笑いました。
内容はこんな感じです。
2019年大英博物館で
日本のマンガの展覧会が開催され、
話題になっていました。
記者がヨーロッパでは日本のどんなマンガが
流行っているか、また今後流行るか聞きました。
関係者「好きなマンガは人それぞれだから、
わからない。日本とアメリカで流行ったものが、
ヨーロッパで流行るとは限らない。
その逆もある。ここでは予想ができないんだ。」
ひとそれぞれ(笑)
好きがそれぞれ違うので「流行」がわからない!
あ~だろうな~と笑ってしまいました。
洋服に関しても同じことが言えそうです。
フランス人のイメージは「オシャレ」ですよね。
でも、みんな似たような服を着ているか?
と言われてると、答えは「Non」です。
どうやら「流行」=「オシャレ」ではなさそう。
多くの人は自分の好きな服を着ていますし、
洋服の所有数も日本人ほど多くないのが
私の実感です。
流行を追いかけず、手持ちの洋服の数も少ない。
それって「ダサい」のではないか?という
疑問がわきませんか?
では、どうして
「ダサく」ないのでしょうか?
結論は2つです。
1自分に似合ったものを着ている
2色の数を絞っている
どういうことかと言いますと、
服飾デザインの学校を卒業し着物も作れる、
アパレル歴15年・色彩検定資格を持つママ友の
言葉を聞いてください。
ママ友「オシャレは髪型・顔も含めたバランスです。
色もトーンがあってそこまで揃えてオシャレですかね。」
う~ん、「オシャレ」と定義づけるには、
色もトーンまで…
なかなかハードルは高いですね。
でもこれをヒントに「オシャレ」ではなくとも
「ダサい」は回避できそうです。
流行の服がなく、
手持ちの数も少ないジュネーブの子どもたちに
ヒントがありそうです。
後半は
ジュネーブの子どもたちのファッションに
ついて娘と話した時の会話を紹介します。
1自分に似合ったものを着ている
娘「私もゾハみたいな服が着てみたい。」
私「彼女スタイル良すぎよね!」
ビスチェを着てたけど、
あれを取り入れるのですか?」
娘「あ、それは無理ですわ。」
私「どの辺りがでしょうか?」
娘「体型も顔の作りも全然違うので、
私が着てもあんな風にはならないので。
私には日本の服が一番かなと。」
逆に言うとゾハが日本の服を着ても
彼女の良さは引き立たないと
思います。
つまり、自分に似合ったものを
取捨選択していることがわかります。
2色の数を絞っている
娘「ジュリちゃんは大人っぽい恰好が
多いよね。」
私「そうだね。でも着てるものは
ジージャンとかミニスカートとか
あなたと変わらないのよ。」
娘「なぜだろうか…この差。」
私「う~ん、シックってやつよね。
ママね、隣のおばあちゃんの家に行って
シックだな~と思ったのはね、
色が2色で統一されてるのよね。」
娘「確かに。」
私「この辺りでしょうかね。」
おばあちゃんの家は、
家具だけでなく、
文房具やティッシュケースまで
統一されてました。
パッと見、
「わっ!素敵」ってなります。
スイスの経験から娘が
どうなったか?と言うと、
「好きな物を着る」
「シンプルな物を選ぶ」に
行きつきました。
日本の中学生になっても、
このままいくのか?
流行を追うのか?
どうするのかな~と
思いながら見守ります。
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